BFN.31

2021/12/27

ひとみちゃんから送られてきた新曲は、「Daylight Kiss」。
これも、Han-na の頃の曲だが、CDにはなっていない。
彼女がソロになってから、LIVEで演った記憶がある。
「仮歌入れるのに適当に弾いたら、コーラスとコードが全然あってない。謎々だけど許して。」
私が、あまりに「謎コード、謎コード」と連発したせいだろうか、今回は自己申告してきた。

「謎コード」については、公開されているヒトミィク・ネオラジオの中でも触れたが、要するに、「コードネームを付けようの無い、このコードは何?」とか、「このメロディーにこのコーラスで、何故このコードを?」といったような諸々のことだ。
実を言えば、ひとみちゃんの謎コードは、謎とはいっても、アキが考える突拍子もないヤツと違って、十分理解可能なものだ。彼女の頭の中で鳴っている音を探る作業は、時に大変な事もあるが、概ね、楽しい作業だった。「こっちの方がよくない?」と違うものを提示し、気に入れば、「さすが、葉子ちゃん!」と喜んでくれる。意見に相違がある場合は、最終的には彼女の意見を優先すると決めていたから、揉めることもない。「ひとみファースト」である。

ホリエさんの方は、「Proof」「Pinky」のエディットと「バレリーナ」のアレンジで、相変わらず忙しかったし、特に「バレリーナ」のリズムには、かなり苦労したようだ。
思うに、ひとみちゃんのリクエストと自分の思うところが違った場合、私などは、あっさり引き下がっていたが、ホリエさんとしては、そう簡単にはいかなかったのではないか。
このプロジェクトの作品は、ヒトミィク=倉本ひとみの作品であると同時に、サウンドプロデューサーとしてのホリエアキラの作品でもあるからだ。もちろん、最終的に「ひとみファースト」であることには変わり無いのだが、ホリエさんは、双方が納得のいくものになるよう、話し合いにも作業そのものにも、とことんまで時間と労力を費やしていた。偉い。
古いつきあいの気安さもあって、ホリエさんに対しては、つい遠慮のない物言いをしてしまう私だが、彼の事は、ちゃんと尊敬もしている。

9月の終わりのひとみちゃんは、まさにフル稼動だった。
21、22と河野音響でコーラス録り、24日はCT検査、26、27は再び東京でレコーディングというハードスケジュールだ。
コーラス録りの日は、投薬中だったので、体はキツかったはずだ。無理して欲しくなかったが、「火事場のクソ力出すよ!」と言うのが、「鉄の女・倉本」(と自分で言っていた)である。
最終的にアルバム二枚分、20曲を仕上げる、という新たな目標に向けて、「少しの時間も無駄にしたくない」という彼女の強い思いが、そこにはあった。

その頃、「バレリーナ」は、ひとみちゃんの主導の下、スペイン風のリズムとギターをメインにしたアレンジが、形になってきていた。原曲に馴染んだ耳には、とても斬新なアレンジだ。彼女が鍵盤で弾いた「なんちゃって」スパニッシュ・ギターが、なかなかどうして、それらしい雰囲気を醸し出している。
この曲は、このギターが肝になりそうだ。
プロジェクトには現在、4人のタイプの異なるギタリストがいるが、今回は、どうするのか。

ひとみちゃんの頭には、すでに、新たなギタリストが思い浮かんでいたようだ。
プロジェクトに、また一人、懐かしい顔が加わることになる。

to be continued…

ヒトミィク・プロジェクト 広本 葉子

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